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まるさんへ ★トリネガの術前化学療法について

JUGEMテーマ:健康

まるさんへ

こんばんは。コメントありがとうございました。

まるさんのご質問は、お医者さまに聞いていただいたほうがよいような専門的な内容ですので、私には少し難しい内容ですが、参考になればと思い、私が思ったことを書かせていただきます。あくまでも体験者のひとつの素人意見として読んでくださいね。

 

私も今年2月14日に針生検の結果トリネガと言われました。生検後の顕微鏡の写真を見た医師が「HER2は陰性だが、写真を見た限りでは薬剤に染まっている箇所もわりとあるので術中病理診断ではHER2が陽性と診断される事もあるかもしれない」との事でした。そのような事が実際にあるのでしょうか?

 

HAR2陰性の診断が、術中病理診断で陽性と診断されることがあるかどうか

 

私は医師ではあませんので、残念ながら明確な回答はできません。

できれば、専門的な知識のあるお医者さまに聞いていただきたいのですが、仮に私がお医者さまに質問するなら・・・として考えてみました。

    まず、まるさんがHAR2陰性」と診断されたとき、何の検査をしたかがわかるといいと思います。

きちんとした検査結果なのか、簡易的なものなのかどうか判断する必要があると思います。

    HAR2陰性が陽性に変わることはないと思いますので、まるさんの場合、現時点での検査でわかる範囲が「陰性」と読み取れます。

HAR2には4段階の診断結果があります。

「陰性 0」「陰性 1+」「擬陽性 2+」「陽性 3+」

です。まるさんの場合、「陰性 1+」か「擬陽性 2+」の微妙なところ…という医師の診断なのでしょうか?

 

それから某大学の教授が「がんサポート」のHPに書かれた文章を読みますとトリネガの患者さんは術前に化学療法をする事が大切とありました。ですが今の主治医からは大きさ2.2センチの腫瘍ステージa(病理診断後にこのステージが変更される事もあるのでしょうか?)なら敢えて術前療法をして、もし効かなかったらがんが大きくなるだけなのでそんな勝負をかける必要はない」とアドバイスされました。術前療法のメリットはどの抗がん剤が効くのかを把握できる、とありましたが術前に化学療法を受けている方の方が多いのでしょうか?

 

■術前に化学療法を受けるべきかどうか

 

戸井先生のコメントでしょうか?

戸井先生は、乳がん治療ではかなり信頼できるお医者さまです。基本的に信じて間違いないと思います。

私も術前化学療法をしました。

1.8cmで見つけたしこりも、検査をして抗がん剤の治療に入る1か月半後には、3cmを超え、4cm近くなっていました。

正直、私の素人判断ですが、まるさんの主治医の「大きさ2.2センチの腫瘍ステージaなら敢えて術前療法をして、もし効かなかったらがんが大きくなるだけなのでそんな勝負をかける必要はない」という意味がよくわかりません。

術前療法は「勝負」ではないはずです。一か八かでやるようなものではないと思います。

ここでポイントとなるのは、「リンパ節転移があるかないか」だと思います。


まるさんは、現在、リンパ節転移についてはなんと言われていますか?

    確実にリンパ節転移がないなら、全身転移の可能性が極めて低いと思われるので、先に手術という考えもあるのかもしれません。

    転移の疑いがあるのなら(これは私と同じです)、間違いなく、術前化学療法ではないでしょうか。抗がん剤が効くかどうか、またどの抗がん剤が効くかを、術前の化学療法で把握するのが望ましいのではないかと思います。

手術は「局所療法」、化学療法は「全身療法」です。

全身へ転移している恐れがないと断言できるなら、「局所療法」の手術でいいでしょう。

しかし、全身への転移が懸念される状態にあるとき、トリネガの私たちの味方になってくれるのは「化学療法」しか今のところありません。手術で大きなしこりの塊は取っても、リンパ節を通っていった小さながん細胞を放っていいたら、やがて転移した別のどこかでがんが大きく成長し、それこそ取り返しがつかない(転移再発)ことになります。再発したら、基本的にもう乳がんは治らないと思ってください。

だから、この転移したかもしれない細かながんをやっつけるためにも、今しこりがあるときに抗がん剤の効き目を把握しておくことが重要になるのです。

トリネガは、比較的、抗がん剤が効くことが多いらしいです。もし、手術をやってそのあと抗がん剤・・・となった場合、「効いているかどうかわからない抗がん剤治療をやる」ことになるのです。

まるさんは、どちらがいいですか?

ぜひ、セカンドオピニオンを受けてみてください。

 

■病理診断のあとにステージが変更になるかどうか

・・・ですが、うーん、これは私にもよくわかりませんが、病理診断をどこでやるかではないでしょうか?

私の場合の病理診断は、化学療法半年、放射線1.5か月、放置期間3か月という約1年の治療を経て行った手術で取ったしこりで調べられました。もうそのときは、ステージがどうのこうのという時期ではありませんでした。

ステージをなんのために把握するかというと、これからどんな治療をしていくか決めるためだと思いますので、治療が終わったあとのステージの把握はあまり意味がないのではないかと、私は思っています。

 

 

予後を考えると、自分に効く抗がん剤を明らかにしておいた方が再発した時に安心なのでは?とも思いますが、怖いのでサッサと切ってしまいたいという思いとが入り交じって、20日後に控えた手術を予定しながらも、「がんサポート」での論文を書かれた病院からセカンドオピニオンをもらうべきかどうか悩んでいます。今の治療方針に納得行くセカンドオピニオンをもらえたなら安心ですが、全く逆の事を言われてしまったら迷いすぎて手術の機会も逃してしまいそうで不安です。

お手数ですがアドバイス頂けないでしょうか。

 

■「再発」よりもまずは「完治」を考えて!

予後を考えると、自分に効く抗がん剤を明らかにしておいた方が再発した時に安心なのでは?

・・・とありますが、まるさん!ダメダメ。

なぜ「再発したときに安心」なんとことを考えるんですか?

術前化学療法についてのところで書きましたが、再発したらもう治らないんですよ! 今しっかりと治療して、「再発させない」ことをまるさんには考えてほしいと思います。
再発させないために、極力今効く抗がん剤を見つけてやっつけてしまう! そこが大事だと思います。それで、完治したらこれほどいいことはないでしょう? 

でも万が一、残念なことに再発してしまったとしても、そのときはそれこそまるさんのおっしゃるように効く抗がん剤がわかっていれば対処はしやすいと思います。

嫌なしこりを早くとってしまいたい気持ちはわかります。でも、よく考えてみてくださいね。

今回は私が知りうる範囲でお答えさせていただきましたが、ぜひ専門のお医者様のセカンドオピニオンを受けていただくことを心からお勧めします。

 

SUN×SUN 昌子 * 乳がん雑考 * 23:56 * comments(5) * trackbacks(0) * pookmark

コメント

昌子様

私のような初めての訪問者のいきなりな質問に対して丁寧で親身なご回答、本当にありがとうございました。ネット上に医師の本名を書くのをためらったので「某大学の」と書きましたが、昌子様のご推察通りの先生です。

本日セカンドオピニオンの申し込みをしてきました。
あの大学ではまともにセカンドオピニオンを受けると3週間待ちという事ですので、そうなると手術もキャンセルか先延ばしにしなければなりません。
正攻法ではないのですが、セカンドオピニオンが間に合わなかった場合、3/13に外来受診という形で戸井先生に会えるよう仮予約も入れてもらっております。

3/8に主治医の診察を受けて「セカンドオピニオンを受けたいので少しでいいから手術を先延ばしにして欲しい」とまずお願いしてみようと思います。もし無理なら上記の方法で外来受診という方法になりますが。。「術前療法をしない具体的な理由、なぜそう判断なさったか」をもっと突き詰めて質問してこようと思います。
昌子様が示唆して下さった「リンパ節転移がないから」など明確な理由を知ろうと思います。
リンパ節転移については、CTの結果を見た限りでは転移はしてないと思われるとの事ですが、最終的に転移があったかどうかは術中病理検査で判断すると説明されています。

昨日の質問と重複しますが、HER2が「陽性+1」と診断されているのは、針生検の結果に基づいた答えなので一部分は全く染まらず、また別の部分は染まっているという点でもしかすると医師が「HER2は陽性なのではないか、という確信をある程度持っているから術前虜法をしないのかもしれない」など、
術前療法をしない事の私が納得出来る説明を求める具体案を昌子様のアドバイスのお陰様で、かなり頭が整理出来ました。

また昌子様のように術前療法が功を奏した場合は良しとして、その逆もあると思います。術前療法が効かなくて取り返しのつかない事にならないのか?また時間をかけている間に転移したり悪化した時の明確な対処法は確率されているのか?といった事も戸井先生に質問してみるつもりです。

最後に「再発」ありきで考えていた自分が恥ずかしいです。昌子様の足下にも及ばない知識や経験ですが、大きな思い違いに気付かせて下さった事、感謝致します。再発させない為に自分がやるべき事、手術までの限られた時間の中で精一杯納得の行くようあがいてみる事にします。
サイトの訪問はちょくちょくさえて頂いておりましたが、またご迷惑にならない程度にわきまえますので時々質問などさせて頂ければ幸いです。
この度は本当にありがとうございました。


Comment by まる @ 2012/03/06 4:54 PM
昌子様

追伸
先ほど長々とコメさせて頂きましたが、主治医への質問の内容は仕方、また戸井先生への質問の内容や仕方など「こんな事も聞いてみたら?」というアドバイスがもしございましたら、あつまかしいお願いで今日すくですが、ぜひ宜しくお願い致します。
Comment by まる @ 2012/03/06 4:58 PM
まるさんへ

こんにちは。
お返事が遅くなりましたが、まるさんが現在の治療について前向きに考えてくださっているのが嬉しいです。
さっそくのまるさんの行動力に頼もしさを感じました。
まるさんにとっては今が勝負時ですものね。
後に後悔が残らないよう、あがきにあがきまくって、まるさんが納得のいく治療法を選んでください。
応援しています。

セカンドオピニオンなら現在の主治医がデータを出してくれると思いますが(現在の主治医にセカンドオピニオンのためにデータを出してもらってくださいね)、外来で戸井先生にお会いする場合は、戸井先生も判断するデータがないと明確な回答ができないと思いますので、自己データ(現状まるさんが主治医から聞いた診断内容全てと、治療についての提案状況)を簡単にまとめておくといいですね。

また、診察時間も限られている場合もありますから、まるさんが聞きたいことなども、箇条書きでいいと思いますので、ポイントをメモにして持っていくといいと思います。場合によっては、先生にそのメモを渡してしまうという手もあります。

ちなみに、参考になるかどうかはわかりませせんが、下記は簡単ですが私がまとめた(若干古かったらごめんないですが)治療についての判断材料となる項目一覧です。
よかったら見てみてください。(本の巻末にも入れましたが・・・)
さらに、もう一つ、私の主治医だった中村先生のNPO日本乳がん情報ネットワークのホームページに、「患者がまとめた乳がんの薬物療法について」という資料があります。
とてもわかりやすいので、参考にこちらもみてください。(もうご存知の内容ではありますが)

まるさんにとっていい治療が早く決まることをお祈りしています!

■乳がんのタイプと状態(進行)
http://sunxsun.info/MedicalConditionType.html

■乳がんのタイプと状態別の『標準治療の考え方』
http://sunxsun.info/StandardOfCare.html

■日本乳がん情報ネットワーク
患者がまとめた乳がんの薬物療法について
http://www.jccnb.net/info/images/ito_report0118.pdf
Comment by 昌子 @ 2012/03/07 9:03 PM
昌子様

こんばんは!
本当に何からなにまで、お世話になってばかりで
申し訳ありません。昨日セカンド・オピニオンの申請をしましたが、ラッキーな事に今日「セカンドオピニオンの受け入れが受理されたので6日後に来て下さい」と連絡がありました。自分の病気の事、しっかりと自分で考えるためにも行ってきます。本当にありがとうございました。
Comment by まる @ 2012/03/07 10:13 PM
まるさん、こんばんは。
セカンドオピニオンを早く受けられることになってよかったですね。
しっかりと疑問に思っていることなど、納得がいくように聞いてきてくださいね。
よかったら、簡単で結構ですのでセカンドオピニオンの見解について教えていただけると嬉しいです。
私も勉強したいです。
よろしくお願いします。
Comment by 昌子 @ 2012/03/07 10:20 PM
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